君たちはどう生きるか
君たちはどう生きるか
コラムの記述からしばらく遠ざかっていました。年度末で様々な手続き等に追われ
多忙というのが一番の理由ですが、もう一つの理由は“コロナにやられた!”という
事情があったからです。罹患当初は熱よりもノドの痛みと咳に悩まされ、食事がとれず
体重も4キロ近く落ちました。でもご安心ください。元の元気な秦に戻っていますから。
さて、今日のテーマはまさにタイトルに書いた言葉についてです。
このタイトルは、岩波文庫で1982年に第一版が発行された吉野源三郎さんの書かれた
書籍です。(原文はもっと古く、1937年に書かれている)この本とは別に最近漫画本
で同じタイトルのものが人気を得ており、とりわけ成長期にあるお子さんのいる家庭で、
両親やおじちゃん・おばあちゃんが孫に読ませたいと買っておられるようです。
私が今日のコラムでお伝えしたかったのは、まさにこの本のタイトルの言葉です。
昨今のニュースの話題として、AIやチャットGPTが取り上げられない日ありません。
それほどに我々の生活にAIやチャットGPTが入り込んできています。
例えば学校で提出を求められるレポートにチャットGPTを使えば、出題者の意図に沿った
模範的な回答が瞬時に提供されるとか、恋文(古いなぁ!)も自分で文を作るより
この手法に委ねれば素晴らしいレターを作り上げてくれる!
なんと素晴らしいことか、、、、瞬間思いますが、待てよ!それって実は自分がAIに支配
されていないか!自分の本当の気持ちはそうなのか?と考えると恐ろしくなってきます。
そうでなくとも、前にも書いたように我が国における人と人の関係は無言の同調圧力に支配され、多数の声と違う発信をすると途端に異端者にされてしまい言葉を失う。そんな我が国に国民の意思をコントロールするAIが幅を利かせるであろうこれからの時代。恐ろしくなってきます。
皆さん一度タイトルに書かせて頂きました吉野さんの【君たちはどう生きるか】を書店で
購入されることをお勧めします。読んではいませんがマンガ本も。
書籍の値段は970円+税です。
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