失敗から学ぶこと

 人生にはだれにもいつも成功体験とは裏腹な失敗の体験があります。時に

 深刻な失敗の後遺症で苦しむこともあるでしょう。そのことだけを考えると

 できる限り失敗をしない、失敗を繰り返さない事前の対応と慎重さが求め

 られるのは当然のことで、無謀なチャレンジは周囲まで巻き込むことにも

 つながり避けるべきです。そうなのですが、、、


 これまでの人生で失敗を重ねてきた私に言わせれば(少しの言い訳も込めて)

 失敗こそ、学びの宝庫ともいえるほどの教えが数多くあると思うのです。

 あの時大事なあれを忘れてたな、とか無茶すぎたな、結果を急いだなとか。

 成功したときの達成感は無論忘れがたいものですが、なぜうまくいったかを

 振り返ることはまずありませんでした。やったぜ!と。喜ぶのがせいぜいで。

 そうなんです。失敗にこそ自分自身を成長させる材料がこめられらている

 と思うのです。よほどのことがない限り命を失うわけでもなく、所属する

 組織に深刻な影響を及ぼすことは極めてまれです。


 1990年代に、深刻なバブル崩壊とその後の不況を経験した、我が国は

 失敗を極端に恐れているように感じるのは私だけでしょうか。

 失敗は成功のもと、なんて気軽に言うつもりはありませんが、それでも

 やりたいことがあれば果敢にチャレンジしたいものです。チャレンジした

   結果の成功はたまらなくうれしく誇らしいし、仮にうまくゆかなくても

   やり直せばよいだけです。若いうちからチャレンジを忘れてしまう事こそ

   成功の機会を追いやってしまうように思えてなりません。

   故事に曰く,『失敗は成功の基』

                             まこと