Makoto Hata

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失敗から学ぶこと

 人生にはだれにもいつも成功体験とは裏腹な失敗の体験があります。時に 深刻な失敗の後遺症で苦しむこともあるでしょう。そのことだけを考えると できる限り失敗をしない、失敗を繰り返さない事前の対応と慎重さが求め られるのは当然のことで、無謀なチャレンジは周囲まで巻き込むことにも つながり避けるべきです。そうなのですが、、、 これまでの人生で失敗を重ねてきた私に言わせれば(少しの言い訳も込めて) 失敗こそ、学びの宝庫ともいえるほどの教えが数多くあると思うのです。 あの時大事なあれを忘れてたな、とか無茶すぎたな、結果を急いだなとか。 成功したときの達成感は無論忘れがたいものですが、なぜうまくいったかを 振り返ることはまずありませんでした。やったぜ!と。喜ぶのがせいぜいで。 そうなんです。失敗にこそ自分自身を成長させる材料がこめられらている と思うのです。よほどのことがない限り命を失うわけでもなく、所属する 組織に深刻な影響を及ぼすことは極めてまれです。 1990年代に、深刻なバブル崩壊とその後の不況を経験した、我が国は 失敗を極端に恐れているように感じるのは私だけでしょうか。 失敗は成功のもと、なんて気軽に言うつもりはありませんが、それでも やりたいことがあれば果敢にチャレンジしたいものです。チャレンジした   結果の成功はたまらなくうれしく誇らしいし、仮にうまくゆかなくても   やり直せばよいだけです。若いうちからチャレンジを忘れてしまう事こそ   成功の機会を追いやってしまうように思えてなりません。   故事に曰く,『失敗は成功の基』                             まこと

Chance は自分で見つけ育てるもの

私が長年勤めていた東京に本社を置くR社には多くの社員が奮い立った言葉がありました。それは以下の短い言葉です。  “自ら機会を創り出し    機会によって自らを変えよ“R社に身を置き、卒業していった先達の恐らくほとんどの人がこの言葉に勇気をもらい、チャレンジし、失敗もあったでしょうがそれ以上に抑えきれない思いから発信・行動し、形にした時の感動に奮い立ち、新たなチャレンジを続けていたのだと思います。そうなんですね。Chanceはだれにも身近に分け隔てなく与えられているもの。ただ、そのChanceに気づくか見過ごしてしまうかによって、その先の行動や成果は大きく変わります。またここでいうChanceは時には一瞬に通り過ぎてゆく場合もあります。見つけた瞬間すかさずキャッチし、自分の領域で成形し提案する。この繰り返しから今まで世になかったものや提案・考え方も生まれてゆきます。我が国は長年、平和な環境で勤勉に仕事をし、世界に打って出たことで世界に冠たる経済大国に成長しました。誇るべきことです。しかし、そうした優れた事例はすぐに他者も真似をし追随しますから栄華は長くは続きません。先進国が置かれているこうした環境は何も日本だけではありません。だからこそ過去の栄光に縛られすがることではなく、常に前を見続けChance を見出し、自分のものにする覚悟が求められるのですね。皆さん、毎日の生活の中で『こんなのがあったら嬉しい、こんなことで困った』という経験を持ってますよね。この気づきこそがまさにChanceなのです。                          まこと 

苦手の克服より得意を磨くことの楽しさ

人にはみんな好きなものや、嫌いなものがある。同じように得意なことと苦手のことも。私は昔から理系が全くダメで、大学受験も公立はもってのほか。私学も数学科目がない学校を選びました。今も理系は、、、だめです。しかし周囲は(特に先生や親は)そこらから逃れることを許してくれません。苦手を克服しないと世界が狭くなり、仕事も限定されてしまうと。でも、みんな思っていませんか。好きなことをやれれば楽しいし、どんどん幅も広がる。一方で、苦手を克服するのは、理屈はわかるけどやはり辛い!いっそ、そうした呪縛からわが身を開放し、好きなこと、得意なことに磨きをかけてみませんか。好きなことであれば夢中になれるし、長時間の制約も苦にならない。高度に専門分化した時代にあってはすべての通じる知識や技術を身に着けることはなかなか難しい。そうではなく、あれもこれもは無理だけど『これだったら私に任せて!』と自信をもって広言できる得意技があれば自信にもなるし一目置いてももらえる。そうした専門性を磨いてゆく過程で存外その周辺にある情報にも目が向くようになり、結果幅広く専門性を高めてゆけるのではないでしょうか。私が、本当にやりたいことに出会えたのは47の歳になった時。それからすでに30年以上が過ぎていますが、今もこの仕事が好きで好きでたまらない!だから、どんどんやりたいことも新たに生まれてくるのですね。ぜひ、周囲の声に過度に振り回されず、得意技に磨きをかけましょうよ!                           まこと

すべての人とつながるきっかけのKey Word

ピアノが紡ぐ人の輪

心と心が触れ合う居場所

パンデミックに襲われた世界。昨年始まったこの混乱は年が改まった2021年も依然課題は多く、各国の経済にも深刻な影響をもたらしている。幸い我が国では他国に比べれば、亡くなった方も少なく安定の報告に進んではいるが、緊急事態宣言は変わらず発令され続け、私たちの行動を制限している。感染拡大は無論避けるべきであり、そのための施策であることは承知しつつ、この制限がいつまで続くのかのモヤモヤした気持ちを持つのは私だけではないだろう。長きにわたる親しい人との交流を制限される今の事態は、人の気持ちを落ち込ませ辛い気分にさせている。春が近づき少し不安が和らいできた昨今、感染に注意を払いつつ親しい仲間と触れ合うそんな場所が今必要となっている。私たちの法人『ひとつぶの種』はそうした皆さんの気持ちに寄り添い、安心してくつろぎ語りあえる、そんな時間が提供できる場所を目指します。心とこころの触れ合いはネットや通信機器を介しては限りがあります。同じ場所に集い目と目で、声と声で、そして表情で確認しあうことでしか叶わないもの。種はそのあるべき姿を提供したいと願っています。                           まこと