Chance は自分で見つけ育てるもの

私が長年勤めていた東京に本社を置くR社には多くの社員が奮い立った

言葉がありました。それは以下の短い言葉です。

  “自ら機会を創り出し

    機会によって自らを変えよ“

R社に身を置き、卒業していった先達の恐らくほとんどの人がこの言葉に勇気をもらい、

チャレンジし、失敗もあったでしょうがそれ以上に抑えきれない思いから発信・行動し、

形にした時の感動に奮い立ち、新たなチャレンジを続けていたのだと思います。

そうなんですね。Chanceはだれにも身近に分け隔てなく与えられているもの。

ただ、そのChanceに気づくか見過ごしてしまうかによって、その先の行動や成果は

大きく変わります。またここでいうChanceは時には一瞬に通り過ぎてゆく場合もあります。

見つけた瞬間すかさずキャッチし、自分の領域で成形し提案する。この繰り返しから

今まで世になかったものや提案・考え方も生まれてゆきます。

我が国は長年、平和な環境で勤勉に仕事をし、世界に打って出たことで世界に

冠たる経済大国に成長しました。誇るべきことです。しかし、そうした優れた

事例はすぐに他者も真似をし追随しますから栄華は長くは続きません。

先進国が置かれているこうした環境は何も日本だけではありません。

だからこそ過去の栄光に縛られすがることではなく、常に前を見続け

Chance を見出し、自分のものにする覚悟が求められるのですね。

皆さん、毎日の生活の中で『こんなのがあったら嬉しい、こんなことで困った』という

経験を持ってますよね。この気づきこそがまさにChanceなのです。

                          まこと